2024.12.09
地域の皆さんと肉巻きおにぎりを作りました
私たち高齢者支援センターは、粒江地区の社会福祉協議会にご協力いただいて、毎年、栄養改善教室を行っています。
いつまでも健やかに暮らすためには、身体の健康のみならず、心の健康も大切にする必要があります。栄養不足と水分不足はエネルギーの不足を招くだけでなく、積極的に物事に取り組む意欲・気力が失われることにもつながります。「何をするにもやる気がでない」と無気力な気持ちが続けば、次第にできていたことが億劫になり、笑顔も失われます。
人間は心の底から笑うことで免疫力がアップする生き物です。心の健康が身体の健康にも繋がると言われているのです。
さて、今回の開催日は11月29日。語呂合わせ「いい肉の日」ということで、肉巻きおにぎりを作りました。
ひとつのおにぎりに薄切りの牛ロース二枚を巻きつける贅沢な一品です。
合わせるのは野菜たっぷりのレンコン団子汁。こちらは鰹節・昆布出汁をベースに味噌で味付け。野菜やレンコン団子からも染み出した出汁が優しい味を生み出します。
三品目、デザートにほうじ茶、豆乳、甘酒を使ったプリンを作ります。こちらは調味料は一切なし。豆乳も無調整のものを使っており、甘さ控えめ。体に優しいプリンです。
プリンが固まりきらなかった人など、少しハプニングもありましたが、これも手作りの面白みです。今日の教室で作った料理のレシピは参加者全員に配布されたので、味を調節してアレンジしてみたり、もう一度リトライしてみるのもいいかもしれません。
ちなみに、年齢、体格など個人差はありますが、一日に必要なたんぱく質の量が男性は60~65g、女性だと40~45gと言われています。
今回作った三品から摂れるたんぱく質は約47g。なかなかの量ですが、男性ならばもう少し必要なところですね。
今回の栄養改善教室も大好評で幕を閉じました。参加者の中には教室を通じて久しぶりに友人と会うことができたという方も。高齢者支援センターは他にも転倒予防のための教室など様々な教室を開催しています。それらは開催する地区のなかで、知人・友人と会う交流の場にもなっています。
親しい人と会話し、楽しい気持ちでいることが心の健康へ繋がります。ぜひこのような機会を活用し、身体と心、両方の健康を保ってください。