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2025.02.12

★合併号★【カフェつぶえ】~みんな違う未来への備え~

★合併号★ 【カフェつぶえ】 ~みんな違う未来への備え~

 

 遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。年が明け、2025年が始まりました。

 正月はよく食べ、よく寝ましたか? 私は年末から正月三が日の4日間をひたすら食べて過ごし、見事な正月太りに襲われました。大量に食べることに慣れてしまうと、仕事始めを迎えても尾を引いてしまいますね。皆さまもお気を付けください。

 

 さて、前年12月、今年の1月にも、それぞれカフェつぶえを開催しました。今回はその二月分をまとめた、いわゆる合併編となります。

 

 

 2024/12/23 テーマ「認知症になったらお金のことが分からなくなる? 私のお金はどうなるの?」

 

 お越しいただいたのは、野島浩先生。

 倉敷中央司法書士法人の司法書士の先生に、「成年後見人制度」についてお話をしていただきました。 

 

   

 

 成年後見制度とは、認知症などで物事を判断する能力が十分でなくなった人の、生活や財産を守る制度です。

 この制度で選ばれた後見人は、本人の代わりに売買契約を取り消すことで詐欺被害を防いだり、反対に本人に必要な契約を代理で結んだりすることができます。本人の傍に立って本人の望みを代行することで、本人の意思や尊厳を守るのです。

 大抵は弁護士や司法書士の方が後見人になるそうですが、家族・親族が後見人になることもできます。後見人への報酬を支払う必要がありますが、将来への備えとして、知っていて損のない制度ですね。

 

 お楽しみ会ではボランティアで活動されているフレッシュマミーズさんに来ていただきました。この日はクリスマス・イヴ目前。黄金に輝くハンドベルの合奏で、2024年最後のカフェつぶえを彩ってくださいました。

 

     

 

 

 

 

 

 

 2025/1/27 テーマ「最近よく耳にする『人生会議(ACP)』って何? いつか訪れる医療や介護が必要になったとき、あなたはどうしたい?」

 

 年明け一発目の講演には、社会福祉法人四ツ葉会で主任ケアマネジャーをされている大河内章三さんにお越しいただきました。

 

    

 

 先に触れた成年後見制度は、自己判断が難しくなった人に代理人を立てる制度です。対して、あらかじめ「自分がどんな将来を迎えたいか」を見つめ直し、家族や親族と共有しておくのがACP(人生会議)です。

 たとえ人生の大半を一緒に過ごしたパートナーであっても、他人の考えのすべては分からないものです。そして私たち本人も、きっかけがなければ、自分の意思が伝えられなくなる「もしも」の時を想像することは少ないでしょう。

 この機会に、「もしもの時、自分がどうしたいか」という考えを形にして、身近な人と話し合いをしておくことをおすすめします。

 

 お楽しみ会にお呼びしたのはボランティアの井上美和さん。

 「太陽にほえろ!」「西部警察」などの刑事ドラマメドレー、「リンゴの唄」「青い山脈」などの戦後のヒット曲メドレー、最後におなじみの「水戸黄門」「暴れん坊将軍」など時代劇メドレーの豪華三部構成でした。

 

   

 

 

 次回のカフェつぶえは2月24日。

 テーマは「私のことを私抜きに決めないで ~パーソンセンタードケアの考え方~」。

 講師は私たち倉敷南高齢者支援センター、小林が務めます。

 パーソンセンタードケアとは、認知症の人を「人」として尊重し、その人が何を望むのかを追い求めながらケアするという考え方です。

 認知症の人と関わるうえで根幹にあるべき考え方です。認知症当事者と接する機会のある方、ご興味のある方、ぜひご参加ください。

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